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ACBの銘柄分析

昨日はVCBの分析をしました。

その中でACBの利益も結構良く、PEGはVCBよりよかったため、追加調査することにしました。

銘柄分析の方法は、今までの銀行株と同様な分析をします。

ただし、特にVCBとの比較を意識します。どちらが有望か見極めるためです。

ACBのサイトは英語版もあり、Annual Reportも英語であります。



1. 経営陣がすぐれているか

Chairmanは割と若そうな方です。米国の大学出身です。

 Golden Gate Universityという大学です。サンフランシスコの大学です。

CEOはいないですね。

Vice chairmanにはイギリス人、それから、あー、ドミニクシルバンというイギリス人がここにも、..彼は確かビナミルクの過去の役員でファンド会社の人でした。ドミニクもベトナム企業が好きですね。奥さんはベトナム人でしょうか。

あとはハーバードのMBAの女性役員、ハワイ大学のMBAの人、スイスのMBAの人などです。


経営陣は、他の銀行、例えばcitibankの出身等の人はいません。しかし、学歴や西洋人を二人入れていることを考えると、能力の高そうなメンバです。

Chairmanは、Annual Reportの冒頭の中で、マネージャやスタッフの協力をねぎらってます。ベトナム企業は従業員を大切にしているようですね。

例えば、視聴率の低迷している、日本のフジテレビにそんなところはありません....


Annual Reportを見ていたら、Core KPI(Key Performance Indicator)というのが設定されてました。

これは、プロジェクトマネジメントでいう、バランススコアマネジメントからくる手法です。

最初の項目が、Customer satisfactionだと....うん、なかなか進んだマネジメントですね。

日本の銀行で顧客満足度の調査を受けたことはあるでしょうか?

まずないですよね。 でも私が企業の時には、自分からも顧客に評価してもらいましたし、関係会社は私に評価を依頼しました。

このマネジメントはやはり経営チームが最新のマネジメントスキルをもっているからできるのではと考えます。

この項目をベトナム企業で見るのは初めてです。



総合評価: ★★★★

です。 西洋人も入っており、欧米の大学、大学院を出ているものも多く、プロジェクトマネジメントも進んでます。なかなか印象はいいです。なんとなん投資してもいいような気がここだけ調べても思います....




2. 財務指標は優れているか

銀行業で、財務の指標の何を見るか今回検討しました。以下の5つの指標で評価します。


1) 経常収益率=経常利益÷経常収益

 (今までは営業利益といってましたが、銀行業界では営業利益という言葉は使わないので、経常利益にしています。

 英語のAnnual Reportを見ると、Operating profitとかいっているのでまた紛らわしいですが....)

  日本で一番よさそうなのはセブン銀行で、35.7%(H21と古いですが)、三井住友で14.2%です。(H21)

 HDFCは、41%です。

 ウェルズファーゴ(WFC)は、36%です。

  VCBは、23%です。 (再計算しました)

  ACBですが、10%です。

   VCBの方が良いですね。





  


2) ROE
    HDFCは18%です。
 ウェルズファーゴで12%です。
 VCBは、13-15%です。

 ACBは、7.68%です。

 ここも、VCBには負けています。





3) 自己資本比率

   HDFCは、約10%です。
   WFCも約10%です。
   VCBは、6%です。
    ACBは、6%です。   VCBと同じです。



4)  5年EPS成長率です。

    HDFCは120%です。

    WFCは、18%です。

  VCBは、49%です。

     ACBは114%です。

利益の伸びは、ACBはなかなか良いです。
 
今後期待できる感じです。

EIBとSTBは利益がかなり低迷しており、ACBの利益は同様に右肩あがりですが、経営数値は、この4銀行の中でVCBが一番確実な伸びがあります。

ACBは、利益の伸びは良いのですが、経常収益にかなりのデコボコがあります。



WFCのPERは、14程度。VCBは、約20。


HDFCは期待が高いだけ、PER49。

ACBは、14.80です。




PEGで計算します。

  VCB      20/10.5=  1.9
  WFC     14/ 4.3= 3.25
  HDFC   49/22 = 2.23
  ACB         14.8/21 =  0.7

PEGでみると、1以下が良く、ピータリンチの指標でも1.8未満が許容可能範囲なので、ACBだけが合格です。

これらの銘柄は、

投資対象外となってしまいます。
WFCはバフェットの銘柄なのに不思議な感じはします。でも、利益成長をこの5年あまりしていませんね。


2012年から2013年の経常収益の落ち込みが激しかったので、ここだけ2013年のARで確認します。

本業で落ち込んでいるか否かがポイントです。

収益でみると、メインの収入になる「net interest income}が2013年に大きく落ち込んでいます。


6871 -> 4386  billion VNDです。


このまわりの記述にその原因が一切記載されておりません。うーん、言及が必要です。

2011年から2012年にかけては、預金量が大きく減っています。

281019->176308 NDD billion

ARによると、不良債権の処理を行ったための模様です。



でも、やっぱり、net interest incomeが減った原因が詳しく説明されておらず、その対策もわからないので、Annual Reportから見て情報開示が不十分との認識です。



総合評価 ★★★
です。 PEGから見ると割安で、利益成長もしています。でも経常収益の落ち込みがかなり気になります。



3.総合評価

★★ です。


理由は、

   1) 経営数値のうち、経常収益の落ち込みがVCBと比べ悪い。
   2) その原因がARに記述されておらず、対策もわからない。経営陣は良さそうだが、経営の実態としては、不安定で長期的
競争優位を感じない。


ACB、気になりましたので、分析しましたが、VCBの方に軍配が上がっています。





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バフェット流銘柄分析家

Author:バフェット流銘柄分析家
各種投資を20年程度実施しましたが、バフェットの投資方法が最良と考え、その視点で銘柄分析を行って紹介していきます。
注:本情報をもとにした投資の責任は一切追いません。

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